2月14日15日と2日間に渡りITI(International Team for Implantology)のコングレスJapanが東京ビックサイトにて開催されました。今学会の参加総人数は2000人弱と盛況で日本全国から先生方が参加しました。現時点でITIの世界的な会員数は7000人と増加の一途をたどろうとしています。適応症の拡大、患者ニーズの増大など、インプラント治療に対する期待が高まる一方、商業主義のトレンド、「患者の安全」と「医療の質」の両立といったさまざま課題が発生している昨今、今回のITI Congress Japan 2009では「インプラント治療のネクストステージ」と題し、科学的根拠に基づきインプラント歯学をリードするITIのコンセプトの基、より適切なインプラント治療について検討する事をテーマとして開催されました。海外招待演者4名のパイオニアの先生方を軸に国内 から演者として80名のインプラントをリードしている大学関係と臨床医の先生方が召集されました。ドイツから現ITI PresidentのDieter Weingart教授、スイスからDaniel Buser教授 とUrs C.Belser教授、オーストラリアからStephen T.Chen先生等がそれぞれの先生方のリサーチと臨床を紹介し、これから日本認可予定の新しいコンセプトのインプラントのラインナップとそれらの有用性と信頼性が示されました。今学会の特徴としてインプラントメーカーに限定されず、さまざまなコンセプトの各メーカーの代表的先生方が集合し、学問を中心に議論された事が挙げられます。咬合学の第一人者としての佐藤教授や審美歯科の山崎先生はじめ歯周病学会のリーダーや著名な先生方などが同じセッションにおいて各テーマを基軸に議論が展開されました。2日目のランチョンセミナーにおいてMicrosurgeryのテーマの基、鈴木真名先生をモデレーターにむかえ私と中田先生が講演を担当させて頂きました。7つの会場同時開催のパラレルセッションでしたが400名定員満席の会場を前に先生方の期待と関心の高さを肌で感じる事ができたと同時に今まで私達にご教授して下さった先生方や各関係業者の方々、臨床現場を提供して下さった患者様はじめ紹介元の先生やスタッフなど色々な人々に感謝したのが実感です。私達が臨床テーマとして実践しているマイクロスコープによる精度が高く安全性を向上させる手術を今後も探求して皆様にご紹介してゆける様に努力して参りたいと思います。 |
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